【中古セット本】コンディションアップにもつながる梱包前のクリーニング方法
ブックオフなどで購入してきたセット本を開封して手に取ってみると、意外とべたついていたりして、びっくりすることありませんか？そんな汚れも、クリーニングでちょっと磨いてやれば簡単に落とせます。
そこで今回は、セット本のクリーニング方法について記載してみたいと思います。
仕入れてきた本は意外に汚れている
見た目には分かりませんが、お店でパックされ、売られているセット本は意外に汚れています。開封して手に取ってみると分かりますが、「ん？」となることがよくあります。それは「ザラザラ」だったり「ベタベタ」だったり、手触りが違うのです。また、手あかやほこりによる黒ズミがあったりもします。
本の黒ズミ（単行本）
こうした本をそのまま出品するのは、さすがにためらわれます。これらの汚れはクリーニングで簡単に落とせますので、ひと手間かけて本を磨いてやりましょう。「良い」のつもりで仕入れた商品も、汚れを落として「非常に良い」になることがあります。
セット本のクリーニングに必要なもの
本のクリーニングに次の3つの道具は用意しておきましょう。どこにでもある簡単な用具でクリーニングができます。
- ウエス
- アルコール（詰め替え用のもの）
- 霧吹き
（左）霧吹きとウエス、（右）詰め替え用アルコール
私は自宅で使っているキッチン用のアルコールをそのまま利用しています。ドラッグストアで売っているものですが、もちろんAmazonでも購入できます。
ちなみに、本の値札はがしはクリーニングをする前に終わらせておきましょう。
セット本のクリーニング方法
クリーニングは以下の手順で行っていきます。
- 本を列にして並べる
- アルコールをかけて一気に磨く
- 本をひっくり返すときに背表紙を磨く
- ひっくり返した面にアルコールをかけて磨く
①表紙、②背表紙、③裏表紙の順番で磨いていきます。単行本の場合はセット本と同じ要領で、何冊かまとめてクリーニングします。慣れてくると、この一連の作業が手際よくできるようになりますよ。
セット本のクリーニング🧼
アルコールを使って表紙、裏、背をざーっと一拭きしていきます🧴
軽い汚れならこれでOK👍
こびりつき汚れもゴシゴシこすれば取れることが多いです。
アルコールはドラックストアで720ml詰め替え用を400円ほどで購入
説明文にアルコールでクリーニング済みと書けます🖌 pic.twitter.com/IVI1G6EheZ
— ちのしお@副業で地味に稼ぐサラリーマン (@chinoshio_biz) January 20, 2021
クリーニングの際の注意点
クリーニングは簡単ですが、注意点もあります。
- 帯や表紙がヨレたり破れたりしないようにする
- アルコールをかけすぎない
帯や表紙がヨレたり破れたりしないようにする
クリーニングは手早く行っていきますが、特に帯付きの本では磨いているときに帯がヨレ
たり破れたりしないように注意しましょう。
帯付きのセット本を磨くときは要注意
アルコールをかけすぎない
アルコールは揮発性が高く乾燥しやすいですが、それでも使いすぎると乾くまでに時間がかかります。紙の表紙だと濡れてしまう恐れもあります。
もしアルコールをかけすぎてしまったら、本の袋詰めをする前に、乾いた布で余分な湿気をふき取ってやりましょう。
中古本クリーニングのメリット
梱包前のクリーニングは出品者にとって、ちょっとした手間かもしれません。しかし手間をかけた分だけメリットもあります。
- 商品のコンディションUPにつながる
- 商品説明文に「アルコール消毒済み」と記載できる
- お客様の満足度がUPする
商品のコンディションUPにつながる
それほどひどくないシミや汚れは、アルコールでふき取ってやれば簡単にキレイにできます。うっすらと曇りがかった汚れが、磨いてやることで光沢が増す感じです。
冒頭に掲げた写真の本も、クリーニングすることでキレイになりました。（実際は値札はがしをしてからクリーニングをしますが、参考例のため値札付きのままです。）
アルコールを噴霧
ウエスで磨く
クリーニング後
写真ではなかなか伝わりずらいですが、このようにちょっと黒ズミのあった商品もアルコールで磨くだけで、グッと商品価値が高まります。
商品のコンディションを上げてやることができれば、その分を利益として上乗せすることも出来るようになるのです。
商品説明文に「アルコール消毒済み」と記載できる
これを書いたからと言って、商品が売れるようになるわけではありません。でもアルコールでクリーニングすれば、出品時の商品説明文に堂々と記載することができます。売上への直接的な影響はありませんが、購入者であるお客様には安心感を与えられます。
お客様の満足度がUPする
商品がきれいであれば、購入したお客様の満足度も上がります。出品時のコンディションを厳しめに見ていることもありますが、品質がお客様の想像を超えると、こちらが驚くほどに喜んでもらえることがあります。
2ヶ月に一回くらい、嬉しいコメント付き評価をいただきます📩
私はコンディションを厳しめに見る方ですが、ときどきお客様の想像を上回るようです。判断に迷うときは、コンディションを一つ下げて出品するのがポイントですね。ここまで喜んでもらえると私も嬉しいし、次もしっかり見ようと思います☺️ pic.twitter.com/BKZHr42wqh
— ちのしお@副業で地味に稼ぐサラリーマン (@chinoshio_biz) April 13, 2021
ここまでの高い評価をいただくと、出品者としても頑張ったかいがあって、嬉しい限りですよね。
まとめ（コンディションアップにつながる梱包前のクリーニング方法）
今回の記事内容をまとめます。
- 仕入れてきた本は見えない部分で汚れている
- アルコールを使って①表紙、②背表紙、③裏表紙を磨いてやる
- 磨くときに表紙や帯を傷つけないよう慎重に取り扱おう
- クリーニングは面倒かもしれないが、手間をかけた分だけのメリットがある
- 自宅にある道具を活用して簡単にできるクリーニングを、梱包前にぜひともやっておこう
このように本のクリーニングはとっても簡単です。梱包前にひと手間を加えてやるだけで、出品者、購入者、双方にとってのメリットが増加します。自宅にある道具を活用して、出品前のクリーニングを、ぜひ実施するようにしましょう。
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