【2021年 最新版】中古ゲーム機のコンディション見極め方法
せどり初心者にとって「難しい！」と感じるプロセスの一つ。それが商品のコンディション決めです。初心者のうちは、「自分が決めたコンディションでクレームになったらどうしよう？」と過度に心配しがちです。でもお客様目線でコンディション付けを行えば、実際に問題となることはまずありません。
そこで今回は、家電・ゲーム機といったハードウェアで「どうやってコンディションを決めたらいいの？」という疑問について記事を書いていきます。まずは「中古ゲーム機編」です。
Amazonのコンディションガイドラインを見てみよう！
商品のコンディションを決めるにあたって、まずはAmazonのコンディションガイドラインを確認してみましょう。Amazonではご存じの通り、商品カテゴリーごとに出品ガイドラインが決められています。
ニンテンドーやプレステなどのゲーム機は、「TVゲーム」のカテゴリーに入りますので、そちらの項目を参照してみます。（以下、抜粋）
中古 – ほぼ新品
見たところ未使用の状態にある商品。使用済みであっても、非常に状態の良い商品。包装フィルムは開封されていても、TVゲーム本体と同梱品は完全な状態で、汚れや傷がなく、書き込みや欠品がない商品。
中古 – 非常に良い
使用されているが、非常に良い状態で、動作にまったく問題がなく大切に扱われている商品。商品や説明書は揃っているが、オリジナルのケースや本体に気にならない程度の傷や汚れがある商品。
中古 – 良い
使用回数が多く、汚れや傷があるが、状態の良い商品。元の同梱品や説明書に明らかな傷や破損があっても、TVゲームを使用するうえでは問題ない状態の商品。
中古 – 可
目立った汚れや傷があるが、動作にはまったく問題ない商品。引っかいた傷、へこみ、その他の表面上の問題がある商品。箱または説明書が（ゲームプレイに直接影響のない部分において）欠落または破損している商品。出品者による書き込みがある商品。
正直、状態決めに関してかなり「大雑把」な内容ですよね。このガイドラインから分かるのは、「本体と同梱品（付属品）の二つの状態でコンディションを決めればいいんだ」、ということです。
つまり、付属品が全部そろっていて、本体にキズがなければ「非常に良い」以上で出品できるし、付属品が欠品していたら「可」でしか出品できない。ということです。ごく簡単にまとめると下表のようになります。
表：ゲーム機のコンディション
| 付属品 | 本体にキズや汚れなし | コンディション |
| 〇（完備） | 〇 | 「非常に良い」以上 |
| 〇（完備） | ×（キズ・汚れ有） | 「良い」or 「可」 |
| ×（欠品） | 〇 | 「可」 |
| ×（欠品） | ×（キズ・汚れ有） | 「可」 |
付属品完備、本体もきれいな「非常に良い」
ゲーム機のコンディションを決めるうえで見るべきポイント
コンディション決めでは本体と付属品の二つを見ればよい。ということが分かった上で、もう少し具体的な内容を解説していきます。
ポイント①付属品が全て揃っているか（ケーブル類、リモコン、コントローラーetc.）
ゲーム機を購入した人は、商品が届いたらすぐに遊び始めたいものです。欠品している付属品をいちいち買い回りするのは面倒だと感じます。そのため、ゲームを始めるための付属品が揃っているかどうかは重要なポイントです。ガイドラインでも、付属品が欠品しているものは「可」での出品とされています。
ブックオフのゲーム機には付属品の有無が明記されています。初心者のうちはここを見て、付属品が全て揃っているものを仕入れるようにしましょう。
ブックオフのゲーム機はここを見るようにしよう
もし欠品があっても取扱説明書やAVケーブルであれば、すぐに補充できる場合が多いです。欠品部品を補充できれば、コンディションを上げることが可能になります。細かいやり方については関連記事をご参照下さい。
ポイント②本体にキズ、汚れ、ヤケは無いか
付属品が全て揃っていても、本体がキズだらけだったり、たばこのヤニや経年でヤケ（黄変）が目立っていたりしてはどうしようもありません。以下の点に注意しましょう。
据置型（プレステ、Nintendo 64、スーパーファミコンなど）
ピアノブラックの本体であれば、表面にすり傷が入っていないか。ホワイトであれば、本体やコントローラーがヤケで黄変していないかを確認します。
例①ピアノブラック表面のキズ
本体がピアノブラックのように光沢のある表面だと、どうしてもキズが目立ってしまいます。ゲームをプレーする上で動作に支障はないですし、光の反射具合によっては目立たないキズではあります。しかし、これで本当に「非常に良い」か？と問われると自信が持てなかったため、コンディションを「良い」に下げて販売しました。
付属品完備だが、表面のキズが目立つため「良い」で出品、販売
例②ホワイトの黄変
ホワイトは経年と共にどうしても黄変してしまいます。下記の写真では、コントローラーだけが黄変しているのが分かります。ちょっと分かりづらいですが、本体も手前が若干、黄色っぽくなっているように見えます。そのため、状態を「良い」にして販売しました。
コントローラーが黄変している（コンディション「良い」）
ポータブル型（ニンテンドーDS、ゲームボーイ、PSPなど）
小型ゲーム機であれば、本体のキズはもちろんですが、液晶画面にキズ、ダコン、ゴミかみが無いかをチェックします。特にポータブルゲーム機では、メイン液晶に大きなヒビやキズが入っているとプレーに支障をきたしかねません。
例えば以下の写真のように、液晶とプラスチック窓の間にほこりが入り込んでしまっているケース。電源をONにすれば目立たないレベルでしたが、OFFにすると目立って、どうしても気になってしまいます。
窓と液晶の間に細かいほこりが挟まっている（「良い」で出品、販売）
私なんかはこういう点に気が付くと、ずっと気になってしまう性質なので、ここはやっぱりお客さんも気になる点だろうなと言うことで、コンディションを下げて「良い」としました。
また、ポータブル型に多いのが「タッチペン」、「SDカード」、「ARカード」など付属品の欠品です。仕入れ商品に欠品が無いかは、外箱の裏書や取扱説明書に記載がありますので、ここを見て確認しておきましょう。
外箱の裏に付属品が記載されている
上述の通り、付属品が全て揃っていたとしても、ヤケやキズがあった場合にはコンディションを一つ下げて出品するようにします。
いずれにせよ、購入前には必ずレジで現物の状態を確認するようにしましょう。思っていたよりダメージが大きい商品は、無理に仕入れないことが大事です。
ポイント③確実に通電、動作する商品か
基本的なことですが、動作しない商品をAmazonで販売することはできません。ブックオフでは中古品の買取時に動作確認を行っているはずなのですが、中にはその検品をやっているのか疑わしい商品もあります。
動作不良で返品されたスーファミを買取に出したら10円でした😭
先日、久しぶりにお店を覗いたら、そのゲーム機が3,450円で売られてた😳
ブックオフの検品も結構いい加減です🔍
購入したら、簡単な動作確認は必要だなぁと思った次第です🎮
てか、これ、すぐ遊べませんから💦
シール貼ってるやん😂 pic.twitter.com/YPh56l13VN— ちのしお@副業で地味に稼ぐサラリーマン (@chinoshio_biz) March 29, 2021
ゲーム機仕入れの場合、検査用のゲームソフト、ケーブル、ACアダプター、乾電池は自宅に常備しておくと、検品・動作確認の際に役立ちます。動作確認が難しい場合、最低でも通電確認だけは自分で行うようにしましょう。
通電、動作共に問題なしのゲームボーイ
繰り返しになりますが、動作不能の商品はAmazonで販売出来ません。ジャンク品として別の販路で販売しなければいけなくなりますので、注意しましょう。
コンディションは減点方式で決めていく
上述したように、ゲーム機は付属品の有無によって出品時のコンディションが左右されます。そのためゲームせどりでは、最初の仕入れ段階から付属品完備の商品を狙っていくのが基本です。付属品が揃っていれば、「非常に良い」のコンディション以上で出品できるからです。
ガイドラインに記載があるように、目立たない小さなキズや汚れであれば「非常に良い」のコンディションで出品可能です。例えば下記写真のように、液晶画面の中央から外れてほとんど目立たないキズの場合などです。
液晶上のキズ、この時は「非常に良い」で出品、販売した
しかし、もしも想定していた以上のキズや汚れが見つかった場合には、コンディションを下げて出品するようにしましょう。もちろん、その内容を写真に掲載し、説明欄へ記載しておくことが必要です。
ここで大事なことは、「自分がお客さんだったらどう思うか？」という購入者の視点です。自分が購入者だとして、いまのキズや汚れの程度がコンディションに見合った内容かどうかを考えること。私は「自分だったらこのレベルで「非常に良い」なら、ちょっとキレるだろうなあ。」という商品はコンディションを下げています。「これ、ちょっとどうかなあ」と迷う、微妙なラインもコンディションを下げるようにしています。そのおかげか分かりませんが、実際にコンディションがらみで購入者からクレームや低評価を付けられたことは今のところ一度もありません。
まとめ（中古ゲーム機のコンディション見極め方法）
今回の記事内容をまとめます。
- 付属品完備で本体も無傷の状態ならば「非常に良い」以上で出品する
- 付属品完備の状態でも、本体に大きなキズや汚れがあれば、コンディションを落とす
- 外箱を含む付属品が欠品しているものは、本体の状態がどうであれ「可」で出品する
- せどり初心者は、最初から付属品が全て揃った状態の商品を仕入れるようにする
- 箱入り商品を購入する際は、レジで必ず現物を確認すること
- 中古本と同様、最後は「自分が客ならどう思うか」を想像してコンディションを決める
中古品のコンディションは一品一様です。そのため、商品状態に合わせて柔軟に判断する必要があります。大事なことは、「迷ったときは購入者の立場で考える」ということ。お客さんがどう感じるかを想像してコンディションを決めていきましょう。
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