パラレルキャリアを目指すビジネスマン

副業せどりで月収10万円を稼ぐための具体的な方法

 
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副業で物販と中小メーカー向けマーケティングコンサルをやっています。 物販、コンサル、それぞれに関するノウハウや、ビジネスマンの副業について記載していきたいと思います。
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月に10万円を稼ぐことは、せどりに限らず副業を始めたばかりの人にとって一つの大きな目標です。今の会社の給料にプラスして毎月10万円稼げたら、きっといろんなことが自由にできるだろうなあ、と考えただけでもワクワクしてきます。でも最初の頃はなかなか稼げません。本当に10万円も稼げるようになるのか、自分でも疑心暗鬼になってしまうものです。私自身がそうです。安定的に毎月10万円の副収入を稼ぐようになる自分の姿は、かつて想像もつきませんでした。しかし正しいノウハウを地道に実践することで、実現することができるようになりました。これは誰にでもできることだと思っています。

そこで今回は、せどりで月に10万円を稼ぐための具体的な方法について書いていこうと思います。

 

利益額を増やすために必要なことは何か

「副業で月に10万円の利益を稼ぐぞ!」と決意するのはとても大事なことです。とはいえ、やみくもに行動しても効率よく結果にたどり着くことはできません。走り出す前に、ここで少し冷静になって「どうやったら利益額を増やせるのか」について考えてみましょう。

ここで一般に良く言う利益とは、粗利益のことで、次の式で表されます。

粗利益=売上-仕入原価…①

これは簡単なので、すぐ分かりますよね。例えば2,000円で中古セット本を購入し、4,000円で販売したら、4,000円-2,000円で2,000円の粗利益です。ということは、せどりで毎月10万円の粗利益を残すための一つの単純な考え方として、上記のセット本を毎月50個販売すればよい、と言えるわけです。

100,000 =(4,000円×50個)-(2,000円×50個)

しかし実際にはこの粗利益から交通費、通信費、有料ツール費用(Keepaやプライスターなど)、発送料、備品代(段ボールやテープなど)、Amazonの大口手数料、FBA配送手数料、在庫保管料などの諸経費が差し引かれることになります。これら販売に関わる諸経費を差し引いた利益を「営業利益」と呼びます。いわゆる毎月の手残り金額です。これは次の式で表せます。

営業利益=売上-仕入原価-経費…②

さらに、この式①,②の中で「売上」の項目は次のように表すことができます。

売上=販売単価×販売個数…③

以上のことから、営業利益は以下の④で表せます。

営業利益=(販売単価×販売個数)-仕入原価-経費…④

少し前置きが長くなりましたが、結論は「営業利益(毎月の手残り金)を増やすためには、①売上を増やし、②仕入原価と経費を抑える」という2つのアプローチを取ればよい、ということになります。

「いまさら何を当たり前のこと言ってるんだ?」と思われたかもしれませんが、非常に重要な考え方なので、ここで再認識しておきましょう。次章以降、一つずつ説明していきます。

 

売上を増やすにはどうするか

では初めに売上を増やす方法を見ていきましょう。先ほど上記③の式で、「売上=販売単価×販売個数」だと説明しました。つまり売上をUPさせる方法として、①販売単価を上げる②販売個数を増やす、という手段のうちのどちらか、あるいは両方を実践できればよいのです。

では、実際に2つの方法を具体的に見ていきましょう。

 

販売単価を上げる

販売単価を上げるためには以下の5つの方法があります。

販売単価を上げる方法

  1. コンディションの良い商品を見つける
  2. 競合の少ない商品を見つける
  3. 商品写真を掲載する
  4. 商品の説明文を書く
  5. プライスターの自動価格調整機能を使う

それぞれについて見ていきます。

コンディションの良い商品を見つける

中古商品であれば、コンディションが少しでも良い状態のものを見つけることで販売単価を上げることが出来ます。当然のことながら市場価格は低い順に「可<良い<非常に良い<ほぼ新品」となっています。

とはいえ中古商品は一品一様なので、コンディションはその時に出会った商品で決まってしまいます。たまたま「非常に良い」商品もあれば、「可」でしか出品できないという状態のものもあるわけです。

しかしそんな状態の商品でも、ひと手間を加えてやることでコンディションを上げることができる場合があります。それが「クリーニングして汚れやほこりを除去する」、「欠品している部品を補充する」という方法です。

本であれば、表面についているシミや汚れはアルコールを使って拭いてやることで除去できる場合があります。

ゲーム機も同様に、手あかのような重たい汚れが付いたコントローラーも、重曹を使って拭いてあげるときれいになる場合があります。汚れが落ちることで「可」でしか出品できないと諦めていた商品も、自信を持って「良い」で出品できるようになったりします。

もう一方の「欠品部品の補充」ですが、これは中古ゲーム機や家電製品で使える手法です。中古ゲーム機や家電で最も多いのが、説明書とケーブル類の欠品です。説明書の欠品ですが、こちらはネットでダウンロードできるものがほとんどです。印刷代などはかかりますが、A4の1ページに2ページ分を割り付けて両面印刷すれば、紙の量は減らせます。何よりも印刷代以上に販売単価を上げて、販売スピードも上げることができるというメリットの方が大きいです。

ケーブル類の欠品ですが、こちらはゲーム機を販売している同じ店舗で入手するのが一番手っ取り早いです。もしそのお店に在庫が無かったとしても、他の店舗で探すか、ハードオフのジャンク品コーナーで探せば割と簡単に見つけられて、数百円程度で補充が可能です。

ネットで購入して補充すると言う手もあります。ソフトが欠品していたゲーム機のソフトをメルカリで購入。「非常に良い」で販売することによって利益額をUPさせたケースもあります。

このようにしてひと手間を加えてコンディションを上げることで、数百円、場合によっては数千円単位で販売単価を上げることが出来るようになるのです。

競合の少ない商品を見つける

これはなかなか難しいです。回転の良い商品、利益商品というのは、すでに皆が知っていることが多いからです。皆が知っている利益商品は、時間経過とともに競争が激しくなる傾向にあります。出品者の多い市場で競争が激化すると、どうしても価格競争になってしまい、販売単価は下がっていきます。

こういう時は少し視点をずらしたリサーチをしてみます。例えばあるゲーム機が人気なら、本体を狙うのではなく、そのゲーム機の専用コントローラーを探してみる。プリンターなら交換用のインクを探す、など周辺機器をリサーチしてみるのです。

競合の少ない市場であれば、過当競争も起こらず、価格も安定して利益を確保することができます。

商品写真を掲載する

中古商品の場合はAmazonのページに写真を掲載することが出来ます。なので必ず商品のコンディションが分かるような写真を撮影、掲載するようにしましょう。これだけで競合と差別化できて、数百円分、販売単価を上げることが出来ます。競合が多い商品でも、写真を掲載しているライバルは意外と少ないからです。

買う側の立場で考えたら、写真もなく「可」とか「良い」とか言われても、出品者が勝手に決めているだけでしょ?という疑念がぬぐえません。一方的にコンディションを主張されても購入者の不安を払拭できなければ販売につながりませんので、ここの手間も惜しまない方が良いです。

商品の説明文を書く

厳密に言うと、説明文を書いたからといって販売単価を上げられるわけではありません。しかし写真があっても商品の説明が無ければ、購入者は商品を納得して購入することが出来ません。説明文は購入者が商品を納得して買うためのエビデンス(裏付け)なのです。自分がモノを買う時の立場になって考えてみましょう。購入者の理解を得るという意味では、特にその商品の悪い点を記載しておくことが大切です。

説明文のひな形を最初に作っておけば、出品のたびにいちいち最初から記載する必要がありません。ひな形はプライスターで設定しておくことが可能です。一度設定すれば、あとは出品時に自動で適用されるので、商品に応じて書きかえればよいだけです。

プライスターの自動価格調整機能を使う

せどりツールでプライスターの有料プランを使用していることが前提になります。(税込み5,280円/月)プライスターには競合に合わせて商品価格を自動で調整してくれる機能があります。中でも販売単価を上げるためにうまく活用したいのが「高値ストッパー機能」です。これは市場で出品者が自分だけになった場合、高値ストッパーまで価格を自動で引き上げてくれる機能です。この機能を設定しておくことで、当初に見込んでいた利益の倍以上の利益額を稼げることがあります。

しかし市場価格からあまりにも乖離した値段をつけてしまうと売れません。競合がまったく存在しない状態であれば、最後に売れた価格の20%ほど上の価格を上限として設定するのが妥当でしょう。プライスターの自動価格調整機能については以下の記事も参照下さい。

 

販売個数を増やす

売上を増やすためのもう一つのアプローチ、「販売個数を増やす」方法について見ていきましょう。

一度売れた商品をリピートで仕入れる

せどりを始めたばかりの頃は、利益が出るからと言って同じ商品を何個も在庫することは、あまりお勧めできません。(これを「在庫の縦積み」と言います。)資金面でのリスク、競合出現による値崩れリスク等があるからです。

そのため最初のうちは店舗にある商品を一気に買い込むのではなく、数個ほど購入して販売。その在庫がはけたら、また同じ店に行って同じ商品を仕入れる。というやり方をした方が良いです。ほとんどの商品は自分が思っているようには売れてくれませんので。従って最初は2、3個購入してみて、売れたら今度は4個ほど購入して売ってみる。といったように、少しずつ仕入れる量を増やしていくやり方が、販売個数を増やしていくには良い方法だと思います。

チェーン店を巡回して同一商品を縦積みする

ある店舗で利益商品を見つけたら、今度はその商品が他の店舗でも入手できないかを考えてみます。例えば家電量販店(ex.ビックカメラ)で利益商品を見つけたら、同じビックカメラ系列で、近隣の店舗に在庫が無いかを確認します。在庫の確認方法は、

  1. お店で店員さんに頼んで他店舗の在庫を見てもらう、
  2. ネットで調べて系列店に自分で電話をかけまくる、

といった方法があります。

もし在庫があった場合は店舗での取り置きが可能か確認しましょう。人気商品だと店によっては取り置き対応不可の場合があります。また、取り置きしても当日だけということがあります。(その日のうちに回収する必要がある。)

こうして利益商品を見つけることが出来たら、今度はそれを横展開して入手することを考えます。例えば競合であるヨドバシカメラの店舗で同じ商品が入手できないか。あるいはネットを使って仕入れられないか。ビックカメラであればビックカメラの通販サイトを使う、などです。

 

ジャンルを広げ、取扱商品を増やす

売上を増やす第三の方法として、自分の扱うジャンルを広げ、取扱商品を増やす。というやり方があります。

例えば、セット本を中心とした中古本からDVD、中古家電の仕入れに展開を広げる。あるいは新品の家電製品を展開する。など、取り扱うジャンルを広げていくことで自分のポートフォリオ(取扱商品)を徐々に広げていくやり方です。

イメージとしては、

営業利益={(販売単価×販売個数)-仕入原価-経費}+{(販売単価×販売個数)-仕入原価-経費}+…

という感じで、ジャンル拡大によって営業利益の拡大を図っていくものです。ただし、あまり多品種に手を広げてしまうと商品管理が煩雑になってしまい、手間と時間がかかってかえってコスト増になってしまいます。ですから最初は中古ならセット本、次は単行本や専門書、それができるようになったら次はゲーム機の仕入れ。と言うように一つ一つのジャンルを確実にものにして、順番にジャンル拡大していく方が、いきなり手広くやるよりも結果的に早道になります。

 

販売で得た利益を使ってさらに多くの商品を仕入れる(複利の考え方)

販売個数を増やすにしろ、取扱ジャンルを広げるにしろ、売上を増やすためには商品を仕入れる必要があります。そのために必要なものは「資金」です。資金を投じて商品を仕入れ、その商品で売上をUPさせて利益を増やしていく。せどりとは、言い換えると手持ちの投資資金を増やして、アウトプットである利益額を最大化するゲームだとも言えるのです。

よく言われることですが、この時に大事なのが「複利」の考え方です。せどりをやって副業収入としてのお金を稼ぐと、稼いだ分だけ消費に回してしまう人がいます。このやり方だと恐らくいつまでたっても利益は増えません。

これまで述べてきたように、利益額を増やすためにはさらに多くの商品を仕入れたり、他ジャンルの商品を購入していかなければなりません。この時に今までの販売で得た利益(資金)を使っていくのです。

単純計算ですが、資金10万円でせどりを始めて初月に15%の利益を稼ぐとします。2か月目にその資金を全て仕入れに回して、また同じように15%の利益を稼ぐ。3か月目も同じようにして、これを繰り返していったと仮定すると、5カ月目には最初の資金額は倍増して20万円に、10カ月目には4倍の40万を超え、1年後には5倍以上の53万円が手元に残る計算になります。(話を単純化して説明しているので、実際はこんなにうまくいきませんが。)

表1: 複利の単純計算

複利で稼いでいくというのは、せどりに限らず投資の世界でも重要な考え方ですので、この点は意識しておきましょう。

 

仕入れ価格と経費(コスト)を下げる方法

それでは利益を増やすための2つ目のアプローチ、「どうやったら仕入れ価格を下げられるのか?」と「どうすれば経費(コスト)を下げられるか?」について見ていきましょう。

 

店と価格交渉を行う

これは特に新品商品の場合に言えることです。家電量販店で商品をリサーチしていると、もう少し値下げしてもらえたら利益が出そうだ!という商品に出会うことがあります。もしくは、表示価格でも利益が取れそうなんだけど、ちょっと薄利だなあ。という時。

そんな時は近くにいる店員さんを呼んで、表示価格から更に値引きが可能かを聞いてみましょう。もうこれ以上はお安くできません、という商品でも、在庫処分などで早めに売り切りたい商品や、決算時期が近い時など、意外と親切に値下げ対応をしてもらえたりします。例え値下げしてもらえなかったとしても聞くのはタダです。値下げ交渉は利益に直結しますので、必ず実行しましょう。価格交渉時のポイントがいくつかあります。

 

価格交渉時のポイント

  1. 決して上から目線で交渉に臨まない
  2. 非現実的な価格を言わない
  3. ポイントやクーポンと併用可能か確認する
  4. 他店で購入したレシートを持っていく
  5. お一人様一点限りの商品で強引な交渉をしない

 

決して上から目線で交渉に臨まない

あくまでも自然に「これ買いたいんですけど、もう少し安くしていただけませんか?」という感じで尋ねてみましょう。自然に会話が出来れば、お互いのコミュニケーションで値下げ交渉もしやすくなります。

非現実的な価格を言わない

目標価格が決まっている場合には、「○○円にしてくれたら買います!」と指値で交渉するのもありです。ただし、表示価格の半額かそれ以上、というような非現実的な価格をぶつけるのはやめましょう。「このお客、ないわ。」と思われて、真剣に対応してもらえなくなる可能性もあります。指値で交渉する場合は、あくまでも現実的なギリギリの線(20%オフ程度)をぶつけます。すると店員さんも「○○円は無理ですが、××円でどうでしょうか?」と間を取った価格を提示してきます。そこから価格交渉が始まるのです。最終的に提示された価格が自分の許容範囲内であれば購入します。

ポイントやクーポンと併用可能か確認する

交渉時に見落としがちなのが、そのお店のポイントや割引クーポンも一緒に使えるか?という点です。逆に言えば表示価格から15%値引きしてもらい、さらに5%現金割引(ex.ケーズデンキの場合)が併用できれば、実質20%オフの価格にできます。

他店で購入したレシートを持っていく

これは利益商品を縦積みする際に使う手法です。例えば、ビックカメラで価格交渉して購入した商品のレシートを、ヨドバシカメラに持って行って値下げ交渉する。という方法です。逆に言えば、1店舗で価格交渉を頑張って成功させれば、あとは比較的ラクに同じ価格で購入できるようになるということです。

お一人様一点限りの商品で強引な交渉をしない

「お一人様一点限り」の表示がされている商品は、店側が集客を狙って利益度外視で販売している商材か、入手困難な人気商品であることがほとんどです。こうした商品では、自分一人が店にある在庫をまとめて買うから安くしてくれ。という「同一商材まとめ買い値引き」の交渉は無意味です。(ただし、1台だけ買うのなら「さらにお安くできますか?」と聞いてみるのはアリです。)

お一人様一点限りで値引きが有効なのは、同一商品ではなく、「他の家電製品も一緒に買っているから値引きして。」というパターン。実際に他の家電製品を仕入れていれば交渉しやすいハズです。

この時に注意するのは購入の翌日に店舗へ行って、再購入する場合です。「昨日買った時と同じように値引きしてください。」という、へたな交渉はしないようにしましょう。私はこれをやってしまい、店員さんから怪しげな目で見られた上に、「いかなる理由であれ、この商品は一人一点まで!」と言われ、問答無用に商品を取り上げられてしまったことがあります。会社で使うから、とか親戚・友人が欲しがっているから。などいくら説明してもムダです。強引な価格交渉はしないようにしましょう。

 

クーポン(ポイント)やアプリを活用する

今やどのお店でも、スマホの公式アプリとLINEのお友達登録の2つをやっています。公式アプリで全店舗対象の特売やセール情報を流し、LINEのお友達登録で、個別店舗の独自セールやクーポン券を配布するのに使用されています。

例えば私がよく利用するブックオフの場合、①ブックオフ公式アプリと、②LINEのお友達登録の2つが用意されています。

公式アプリのダウンロードは必須

ブックオフであれば、全店対象のセール情報や、対象店舗でのみ使える期間限定のクーポン券などが公式アプリを通じて流れてきます。公式アプリは会員証も兼ねており、買い物に応じたポイントがアプリに溜まっていきます。

ブックオフの公式アプリは初回のダウンロードで100円分のポイントが付いてきます。ダウンロードしていないのであれば、絶対にしておくべきです。

LINEの友達登録をする

一方でLINEのお友達登録の方には、ブックオフ個別店舗の情報が配信されてきます。その店独自に実施しているセールの案内や、その店だけで使える期間限定クーポンが流れてきます。

なので自分が良く行くお店はLINEでお友達検索をして、登録しておきましょう。ただし、同じブックオフでもLINEをやっていない店舗もあります。

アプリが無い店での会員登録

ローカルのホームセンターなどではスマホの公式アプリを持っていないチェーンがあります。ただ、その場合でもそのチェーン店独自の会員登録と会員証発行をしています。会員になることでポイントが溜まったり、購入時に割引が受けられたりしますので、お店で会員登録をしておきましょう。普通はレジで「会員証をお持ちですか?」と聞かれ、「ないです」と答えると「お作りましょうか?」と重ねて聞かれますので、紙に必要情報を書いてその場で発行してもらえます。

キャッシュレス決済アプリを活用する

キャッシュレスアプリにはLINE Pay、楽天ペイ、ペイペイなどがありますが、私はもっぱらペイペイを使っています。ペイペイは今やブックオフ、ハードオフ、セカスト等々、ほぼすべての店舗で使用可能です。

ペイペイは基本のポイント付与率が買い物額の0.5%で、それに加えて当月の使用回数、使用金額に応じて翌月の還元率が最大で1.5%までUPします。仮に1か月に10万円の仕入れをしたとして、還元率が1.5%なら1,500円が戻ってくることになります。こうして考えてみると、もはや現金で決済していることの意味が分かりません。(ローカルのホームセンター等では現金決済の方がポイント付与率が大きかったりしますが。)

キャッシュレス決済は他にもレジでのやり取り(現金の受け渡し)の時間を短縮できる、小銭の管理が不要、などなど多くのコスト低減メリットがあります。使っていない人は是非使うようにしましょう。

 

セールのタイミングを狙って買い物をする

ブックオフであれば毎月15日(イチゴの日)と29日(ブックの日)にお客様感謝デーと銘打ち、通常の5倍のポイントを付与するセールを実施しています。通常税抜き100円で1ポイントなので、それが5ポイント付与されるということです。還元率1%から5%にUPです。10,000円の買い物で100円分のポイントが付くか、500円分のポイントが付くかの違いです。積み重なると結構大きな額になりますね。また、関西に多い古本市場だと、毎月21日を「ふるいちの日」と銘打ち、古本全品10%オフセールを実施しています。

あとはお店が決算のタイミングであることも重要です。例えば3月期決算の家電量販店であれば、年に2回、3月と9月(2月決算なら2月、8月など)は値引き商品やワゴンセールが実施されやすいです。お店ごとに決算時期がいつなのかは調べておきましょう。

このようにセールのタイミングを狙って買い物をすれば、仕入れコストを下げることが出来ます。ただし、こうしたタイミングはライバルも同じように狙っています。セールでなくても利益が出る商品であれば、セールを待たずに仕入れることも必要になります。

 

FBAへの送料を下げる

せどりのコストで意外とバカにならないのがFBAへの送料です。仕入れた商品はAmazonの倉庫に納品しなければ販売が出来ません。利益を上げるためには経費を圧縮していくことが重要です。

ヤマト便を使う

運賃の最安値はヤマト便を使うことです。通常の宅急便と異なり、ヤマト便では荷物の大きさを重量に換算し、その重さの合計と送付先までの距離で価格が決まります。ヤマト便の詳細については以下の記事を参照ください。

クロネコメンバーズに加入する

ヤマト便を使うにしろ、宅急便を使うにしろ、クロネコメンバーズへ加入しておくことをお勧めします。クロネコメンバーズに適用される割引や特典があるからです。具体的には通常宅急便料金の10%または15%の割引が適用されます。

ヤマトの営業所に荷物を直接持ち込む

自宅の近くにあるヤマト運輸の営業所に荷物を持込して発送すると、荷物1個につき100円の割引が適用されます。クロネコメンバーズであれば、さらに50円の割引が適用され、荷物1個当たり150円の値引きが受けられます。

ヤマト運輸の公式アプリをダウンロードする

ヤマト運輸も公式アプリを持っています。こちらのアプリも、ダウンロードしていなければクロネコメンバーズへの加入手続きと一緒に実施しておきましょう。アプリを使用すると、宅急便の発送時に以下のメリットがあります。

  1. アプリで送り状を作成できる(伝票を手書きしなくて良い)
  2. アプリで送り状作成すると荷物1個当たり60円値引きされる

アプリで会員情報を登録しておけば、発送時だけでなく、荷物を受け取る際にもヤマトから連絡が入り、受け取り日時、場所の指定をアプリで実施することができます。非常に便利なサービスです。

 

梱包材、資材コストを低減する

せどりをやり始めると、いろいろな梱包材(段ボール、プチプチ、テープ等)や、写真撮影用の資材が必要となってきます。こうした資材コストを少しでも低減することで、経費を抑えるやり方です。

100均を活用した資材の仕入れ

せどりで仕入れた商品には、検品、クリーニング、写真撮影、梱包と、後工程に多くの手間とコストがかかります。こうした各工程に必要な資材も、100均で仕入れてくることが可能です。例えば写真撮影用の資材は、ほぼ全て100均で揃えられます。

また、梱包に使うハンディラップも100均で売られています。他に必要な道具類を100均で揃えてしまうのもコスト低減のための一つの手です。

買い物袋を準備していく

以前は商品を買った際、ビニール袋はタダでついてくるものでした。しかし今やどこのお店でもビニール袋は有料です。ブックオフだと1枚5円です。仕入れの際、1店舗でビニール袋を3枚買えば15円。小さな金額ですが、意識しておきましょう。私は袋を忘れないよう、車の中に常備しています。

ただし、雨が降っている日だったり、仕入れた商品が多い時に袋を忘れてしまったら、迷わず購入しましょう。手で抱えきれず、地面に商品を落として傷つけてしまったら商品価値が下がってしまいます。また、雨で本が濡れてしまっても同様です。こうした時に、普段から溜めたポイントを使えばよいのです。

梱包用の段ボールは買い物ついでに店でもらってくる

出荷のたびに使用するものと言えば、やはり段ボールです。既定のサイズはホームセンターにも売られていますが、やはり高いです。私もせどりを始めた最初の頃はホームセンターで購入していましたが、出荷数量が増えるにつれ、コストがかさむので止めました。今はホームセンターとドラッグストアで空き段ボール箱をもらってきています。

ただし、もらってきた段ボールにはデメリットもあります。

1. サイズや厚みがバラバラ

FBA標準サイズの重量上限は1箱15kgですが(2020年9月現在)、箱に本を詰めていくと15kgを越えてしまうことがよくあります。そうするとバラバラな形・サイズの箱を並べて重さを調整する必要が生じます。また、重さを調整した結果、中身がスカスカになってしまう箱も出て逆にかさばってしまい、結果的にヤマト便の料金が上がってしまうこともあります。

さらに、あまり薄手の箱だと荷重に耐えきれず、段ボールの底が抜けてしまう危険性もあります。

2. バーコードや店のラベルがついている

もらってきた箱には元々その箱に入っていた商品のバーコードが印字されています。また、物流センターからその店舗に配送された時のラベルがそのまま残っていることもあります。FBAに納品するときは、箱についている余計なバーコードは読み取りできないようにしておかなければなりません。私はガムテープ(紙)で一部を隠すか、黒のマジックで塗りつぶして発送するようにしています。

3. その他

ガムテープがついている、一部が破れたり傷んだりしている等々、もらい段ボールには他にもデメリットがあります。万が一FBAで受け入れ不可になった場合、それは自己責任です。(私は今のところ梱包を理由としてFC倉庫で受領拒否されたことはありませんが。)

もらい段ボールには梱包資材コストを低減するメリットはありますが、それに付随する工数(箱をもらいに行く、重さや中身を調整する、バーコードを隠す)が、それなりにかかることは考慮に入れておく必要があります。

段ボールについては安い業者を探して新品を購入する方法があります。最近では、私はこちらを利用してみることも検討しています。(実際に試した場合はその内容をブログ記事にUPします。)

 

まとめ(副業せどりで月収10万円を稼ぐための具体的な方法)

最後に、今回の記事の内容をまとめます。

  • 営業利益とは、次の式で表される手残り金のことを指す。「営業利益=売上 - 仕入原価-経費」
  • そのため、利益を増やすには①売上を増やし、②仕入原価と経費を抑える、という2つのアプローチを取ればよい
  • 「売上=販売単価 × 販売個数」だから、売上を増やすには①販売単価と、②販売個数を増やせばよい
  • 販売単価を上げる5つの方法とは、①コンディションの良い商品を見つける、②競合の少ない商品を見つける、③商品写真を掲載する、④商品の説明文を書く、⑤プライスターの自動価格調整機能を使う
  • 販売個数を増やす方法は、①リピート仕入、②商品の縦積み
  • 取扱商品と取扱ジャンルを広げることでも売上は増やせる
  • 稼いだ利益を仕入れに回し、さらに多くの利益を稼ぐことが大事(複利思考)
  • 仕入れ価格や経費を抑える方法は、①購入時に価格交渉する、②クーポンやアプリを活用する、③セールのタイミングを狙う、④発送にヤマト便を使う、⑤安い梱包材を利用する

今回は「どうやって売上を増やすか?」、「どうすれば利益を増やせるのか?」というビジネスをする上で最も基本的で重要な観点から記事を書いてみました。せどりで売上や利益を伸ばすためには細かいノウハウがあります。あとはこれを着実に実践していけばよいのです。実践の中で、自分自身が気づいた点はさらに改良し、自分なりのノウハウを築き上げていくことが重要です。今回の記事を読んで、是非、実践につなげていって欲しいです。

私自身も安定して毎月10万円を稼ぎながら、「どうやったらもっと利益額を増やせるか?」あるいは「同じ利益額をもっと少ない時間で稼げないか?」と日々、試行錯誤しています。その中で、気づいたことはツイッターやブログでどんどんシェアするようにしたいと思います。

仕入れはもちろん、検品から梱包のやり方までを解説した

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2. 【月収10万円を稼ぐ仕入れ方法】

新品・中古品の仕入れ方法から、せどりを始めた初心者が戸惑いがちな商品状態の見極め方、販売価格の決め方について解説します。

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