【ブックオフ せどり】セット本仕入れで迷わないためのポイント
自分なりに情報を集めた。仕入れに必要な道具も一通り揃えた。よし、これで利益商品をバンバン発掘するぞ!そう意気込んだものの、いざブックオフの店舗に行ってみると、本の多さに圧倒され、なかなか仕入れができない。それでもなんとか頑張って、何時間もかけてリサーチをしてみるものの、やっぱり仕入れができるようにならない。初心者が最初に直面する課題です。これは仕入れの際に見るべきポイントを知らないことが原因です。
ジャンルを絞ってブックオフで利益商品を見つけるためのポイントについて、何回かに分けて書いていきたいと思います。今回はセット本についてです。
ブックオフの店舗せどりで初心者が直面する悩み
店舗せどりに出た初心者が、最初に直面する問題は大きく2つです。一つは「いくらで仕入れたら利益が出るのか分からない!」という仕入れ判断に関する問題。もう一つは「どの本を、どこから見ていったらいいのか分からない!」というリサーチに関する悩みです。
仕入れの判断基準については過去の記事を参考にしていただくとして、後者のリサーチに関する問題について、もう少し見ていきたいと思います。
利益商品の探し方はいくつかある
ブックオフ店舗の平均的なサイズは140坪(462平米)です。コンビニエンスストアの平均店舗面積が60坪なので、大体2店舗分くらいの広さです。ブックオフスーパーバザールのような大型店になると、通常店の4倍もの広さになります。
そこで初心者が圧倒されるのは、販売されている商品数の多さです。店舗に行くと「え?まさかこれ、全頭リサーチ(端から端まで全て調べること)しないといけないの?!」と、愕然とします。私自身も最初にそう思いました。
しかし店舗にある商品を全て調べて、その中から利益品を見つけようというのは、はっきり言って非現実的です。それは言わば、「海の水を一人で飲み干す」と考えるのと同じくらい(?)無理な話です。まして副業でせどりをやる者に使える時間は非常に限られています。なんとか効率よく利益商品を探し出したいものです。商品を効率よく探していくためには、いくつかの方法があります。大きく言うと以下の4つです。
- 本のジャンルで探す
- タイトルで探す
- 作者で探す
- 世の中のトレンドで探す
最後の「トレンドで探す」というのは、世間で流行しているアニメ、ドラマ、映画を調べて、それに関連する商品を探すという意味です。
ブックオフの膨大な商品の中から利益商品を探し出すために、店舗での動き方として私はまず「本のジャンル」を決めてから、ターゲットを絞り込んでリサーチをかけていくのが効率的だと考えています。
本のジャンルを絞って探していく
ブックオフには、様々なジャンルの商品があります。セット本、文庫本、雑誌、DVD、中古家電etc.、大雑把に挙げていってもその数、15以上あります。自分の取り組みやすいジャンルから始めていくのが良いですが、何から手を付けていいのか分からない場合、まずはマンガのセット本と単C文庫からスタートすることをお勧めします。なぜなら、それが初心者にとって最も簡単で分かりやすいからです。(単C文庫というのは1冊110円で販売されている文庫版のことです。)
セット本と単C文庫本の扱いに慣れてから、少しずつジャンルを広げていくのが良いでしょう。
セット本(マンガ)
セット本棚の前に立つと、そのタイトル数の多さに圧倒されます。セット本だけに限定して全頭リサーチをしても良いですが、その時でも以下のポイントを押さえて探していくと効率的です。なぜなら、利益商品は以下の状態を満たしていることが多いからです。
- 「完結セット」の赤い値札が付いている
- 値札の日付が新しい
- 1冊当たり単価が100円以下
- 元値が高く、割引率が大きい
この条件であらためて棚を眺めてみると、見るべき商品群が絞られているはずです。
「完結セット」の赤い値札
セット本は必ず全冊揃っていて、シリーズが完結している赤値札のものを仕入れるようにしましょう。現在もシリーズが続いていて、今後も続編の発売が予定されているものや、全数揃っていないセットには「長編セット」の黒値札が付いています。セットが揃っていないものを購入すると、残りの巻を自分で揃えて販売する必要があります。また続編の発売が予定されているセットは販売しても、なかなか売れません。
(左)赤値札、(右)黒値札
値札の日付が新しい
セットの値札と割引シールには日付が書き込まれています。この日付が新しいものを見ていきましょう。3か月以上経った古い日付のものは、人気が無いセット品である可能性が大です。
1冊当たり単価が100円以下
10冊セットなら1,000円、20冊セットなら2,000円と、1冊当たりの単価が100円以下のものを見ていきます。需要のあるセット本で単価100円以下の場合に、市場価格と仕入れ価格との値差が開いて利益を取りやすい傾向があるからです。
もちろん、流行やトレンドになっているセットはこの限りではありません。1冊あたり470円以上の単価で仕入れても、売れ行きに勢いがあって即売れする商品もあります。これが「トレンド」というものです。
元値が高く、割引率が大きいものを見る
割引率が大きければ割引額も大きくなります。当然、元値が高いほど、割引の金額が大きくなります。割引の%は一緒でも、1,000円の50%OFFと10,000円の50%OFFでは割引額の大きさが違います。仕入れコストに対するインパクトも違ってきます。そのため元値の高い商品が割引されると、利益商品になりやすいのです。これは中古本に限らず、せどり一般に言えることですね。
割引札(黒、青、緑、赤)
ちなみにブックオフの割引は10% / 20% / 30% / 50%の4種類が一般的です。余談ですが、中には「80% OFF」札も存在するそうです。もちろん、私はお目にかかったことがありません。見つけたら相当なレアカードですね。
単C文庫本(マンガ)
セット本の次に見るべきは、100円の棚に入れられている文庫版のマンガです。先ほど「セット本は完結しているものを購入する」と言いましたが、文庫棚でも同じです。この棚に来たら、まずはセットとして完結していそうなタイトルを探してみましょう。(セットが揃っていれば、上述の「今日から俺は」のように店側がセット本棚で販売することもあります。だから最初にセット本棚から見ていくのです。)
単Cで見事に揃ったセット本(全10冊)
単Cコーナーでよくあるのが、「あと1冊(数冊)あればセット本にして利益が出せるのに!」というパターンです。途中や最後の巻が抜けてしまっていて、セットが揃っていない状態です。同じ店のプロパー棚(110円じゃない通常価格の文庫棚)で補充するか、ネットで探して購入するか、他店舗で探すか、という選択肢になりますが、いずれにしてもセット本は「後半巻から揃える」ことを基本にしましょう。なぜなら、前半巻は揃えやすく、後半巻は揃えにくいからです。特に最終巻は揃えにくい場合が多いです。これはシリーズの最初は出版社が宣伝・販売のために発行部数を多くするためで、後半へ行くほど読者数も減って、発行部数が減るという特性のためです。
すぐに見つかるだろうと思って後半が抜けたセットを仕入れてしまうと、いつまでも抜け巻が見つからずに何カ月も自宅で眠らせてしまうことになりかねませんので、気をつけましょう。
まとめ(【ブックオフ せどり】セット本仕入れで迷わないためのポイント)
今回の内容をまとめます。
- 効率よく利益商品を探すために、本のジャンルを絞ってリサーチする
- 本せどりで最初に取り組むべきオススメのジャンルはマンガのセット本と単C文庫
- セット本には見るべきポイントがある
- 「完結セット」の赤い値札を仕入れる
- 値札の日付が新しい
- 1冊当たり単価が100円以下
- 元値が高く、割引率が大きい
- 単C文庫はセットになっているものから調べていく
- セット本は後半巻から揃えていくのが基本
利益商品をうまく見つけ出せれば、セット本と単C文庫だけでも月3万円くらいは稼げるようになります。そしてこの2つのジャンルに慣れてきたら、徐々に他のジャンルに広げていって、ブックオフだけで月収を伸ばしていくことが可能です。
その他のジャンルのポイントについても、いくつかノウハウがあります。そちらについては引き続き別の記事で書いていきたいと思います。
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