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意外と知らないFBA海外配送サービスとAmazon Global Sellingとは?

 
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副業で物販と中小メーカー向けマーケティングコンサルをやっています。 物販、コンサル、それぞれに関するノウハウや、ビジネスマンの副業について記載していきたいと思います。
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世界に広がるAmazonのサービス。プライムの会員数は今や全世界1億5,000万人を突破。なおも成長の勢いは止まりません。そんなグローバルなAmazonのプラットフォームを活用したサービスに、「FBA海外配送サービス」と「Amazon Global Selling」という2つのサービスがあります。

「何それ?それぞれ、どう違うの?」と思うでしょう。正直言って、私も混乱しました。そこで今回は2つのサービスの内容と、せどらーとして留意すべき点を整理してみました。

 

海外配送サービスとGlobal Selling、それぞれの違いとは?

一言で言うと「FBA海外配送サービス」は、Amazon Japanで販売している製品をAmazonの海外ユーザーが購入できるサービス。「Amazon Global Selling」は、商品を輸出したいセラーが、Amazonを利用して海外ユーザー向けに販売するサービスのことです。

つまりセラーにとって、それぞれのサービスは商品を海外へ積極的に輸出するのか、しないのかの違いである。と言えます。

表1:海外配送サービスとGlobal Sellingの違い

ちなみにFBAの大口出品者であれば、海外配送サービスは最初から適用されています。なので、追加の手続きや設定など何も必要ありません。商品の輸出入まで考えていない普通一般のセラーは、海外配送サービスだけを知っておけば十分でしょう。

 

海外配送サービスって何がいいの?

購入者と出品者にとってそれぞれメリットがあります。購入者は日本でしか買えない製品が購入できること(一部カテゴリーを除く)。出品者は世界中のAmazon利用者に向けて商品が販売できること。というのが双方のメリットです。

とはいえ出品者は特に何もしなくて良いため、海外配送サービスのメリットを感じる場面はあまり多くありません。むしろ海外の購入者の方がメリットを感じやすいと言えるでしょう。日本のAmazonでしか扱っていない商品を、追加料金を払ってわざわざ買いに来るわけですから。常に購入者ファーストであるAmazonらしいサービスです。

 

海外配送サービスの料金、手数料はどうなっているの?

配送に関わる追加コスト(海外への配送料、関税など)は購入者が負担することになります。そのため上述の通り、出品者側で行う追加作業や手数料は何もありません。ただ一点、気を付けておきたいのは海外配送サービスの場合、表示価格の10%オフで商品が販売されることです。これはAmazonの表示価格が日本の消費税込み価格のためであり、海外で消費される商品には消費税がかからないからです。

私も利幅ギリギリで販売していた商品がようやく売れてほっとしたのも束の間、10%オフされて赤字販売になってしまった経験があります。確認すると、海外配送サービスでの販売がその原因だったと分かりました。最後は損切りしてでも売り切るつもりでいたので、まあいいのかなあと納得したのですが、高単価商品で思いがけず一気に10%も値引きされてしまうと落胆するものです。たとえ薄利でも収支がプラスで終わるのとマイナスに終わるのとでは、気持ちの面でだいぶ違いますから。

年間の課税売上高が1,000万円以上あるセラーであれば、課税事業者として確定申告時に海外向け販売の消費税は免除されるんですが、これも非常に面倒ですね。

こうした思いがけない売価の10%オフを避けるために、海外配送サービスの設定を最初から無効にしてしまう方法があります。

 

海外配送サービスを無効にする方法

海外に向けてあえて販売をしたくない場合は、海外配送サービスを無効にする方法があります。

海外配送サービスを無効にする方法

  1. Amazonセラーセントラルを開き、右上の「設定」ボタンから「FBAの設定」を選択
  2. フルフィルメントby Amazonの設定画面を下にスクロール
  3. 「FBA海外配送の設定」で「編集」ボタンをクリック
  4. 「FBA海外配送の設定」画面で「無効」をクリック

 

 

 

上記の画面からは、特定の国への配送を制限することも可能です。オンとオフの切り替えは非常に簡単です。

店舗であれネットであれ、せどりをしている人は国内で仕入れて国内で販売をするのがメインでしょう。お客さんは常に国内の方を想定しているはずです。ならば、セラーにとってあまりメリットの感じられない海外配送サービスは「無効」に設定しておきましょう。私は「無効」にしています。

 

Amazon Global Sellingは輸出をする人向けのサービス

Amazon Global Sellingは、全世界に展開するAmazonのプラットフォームと物流網を利用して、自社商品を海外で販売したいと考える企業、法人向けのサービスです。従って個人レベルで国内取引をしているせどらーにはあまり関係がないかもしれませんね。

一方で海外に販売ネットワークを持たない中小零細企業にとって、グローバルなAmazonのインフラと膨大なユーザーをターゲットにできるAmazon Global Sellingは非常に魅力的です。Amazonの月間ユニークビジター数は米国で4.5億人、欧州で2.9億人、日本で0.8億人だそうです。(Amazon出品サービス)これはすごい数字です。自前のインフラと販売網を構築するよりも、Amazonを利用する方がはるかに効率的であることは明白です。

ただし、Global Sellingは出品希望地域のアカウントを新たに作る、商品の輸出入の手続きを自分でやる、それができないなら現地の代行業者を探してきて契約をする。など諸々の手続きを踏む必要があります。そうした手続き自体も、中小企業にはハードルが高く感じられてしまうかもしれません。

 

まとめ(FBA海外配送サービスとAmazon Global Sellingとは?

最後にまとめです。

  • 海外配送サービスはAmazon Japanの商品を海外ユーザーが購入できるサービス、Amazon Global Sellingは海外のAmazonユーザーへ商品を販売するサービス
  • 国内商取引がメインのせどらーは、海外配送サービスについて知っておくだけで十分
  • 海外配送サービスのメリットは、海外の購入者は日本でしか流通していない商品を購入できる、出品者は海外からの注文もAmazonが追加料金なしで自動対応してくれること
  • FBA大口契約なら、「海外配送サービス」は最初から自動設定されている
  • 海外配送サービスで売れると、売価の10%が差し引かれるので赤字販売になることがある(海外で消費される輸出の場合は消費税が免除されるため)
  • 10%オフが嫌なら海外配送サービスは「無効」に設定できる
  • Global SellingではAmazonの海外インフラとユーザーをターゲットにできるため、中小零細企業にとっては魅力がある

普通にせどりをしていれば、海外を意識する必要はほとんどありません。たまに売れた商品の利益率が低くて、よく調べてみたら海外販売だった、というケースが大半でしょう。

私自身は中小企業と一緒にブランドの立ち上げをやっていますので、今度Amazon Global Sellingを活用した販売プランを練ってみようと考えています。具体的な方法について、記事にできたら公開します。

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