【Amazon せどり】販売アップにつながる商品説明文の書き方
せどりをする者にとって意外と面倒な出品作業。出品数量が多いほど、手間と時間がとられます。そうなると商品説明文もつい、手を抜いてしまいがちです。しかし中古の場合、商品ダメージの有無や状態を明記しておかないと、販売後の返品・クレームにつながりかねません。また、出品者の低評価（星1）の原因ともなってしまいます。そこで今回は、商品説明文の書き方について説明していきたいと思います。
商品説明文があることのメリット
商品説明をしっかり書くことによって出品者、購入者の双方にとってメリットがあります。
- 購入者が安心・納得して購入できる
- 購入者に誤解を生じさせない（ムダな返品・返金、クレーム対応を回避できる）
- 記載がない競合に比べて、自分の商品が早く、高く売れる
実際に、世界最大級のネット通販業界誌「Digital Commerce 360」が4,369人を対象に行った2019年のアンケートでも、「オンラインでの購入を増やすために、販売者が改善すべき点は何ですか？」との質問に対して30%の人が「商品情報の充実とわかりやすい商品画像」と回答しています。
購入者が出品者に望むこと（出典：ネットショップ担当者フォーラムより抜粋）
商品説明を書く時のポイント
商品説明文の重要性を理解したところで、実際どのように文章を作成していったら良いでしょうか。まず、説明の中で外せないポイントというのがあります。それが以下の点です。
- 商品の状態はどうか？
- 付属品は揃っているか？
- 配送日程はどうなっているか？
商品説明では、大きくこの3つのポイントを踏まえて記載していく必要があります。逆に言えば、私はこれ以外のポイントに関する記載の重要度はあまり高くないと思っています。
商品の状態について
コンディションに関わる項目について、説明の中で必ず触れておきます。例えば、本であればヤケ、破れ、汚れなどが有るのか無いのか。もしダメージがあれば、具体的に本のどの場所（何巻）に、どの程度のダメージがあるのかを記載します。（もちろん、写真も一緒に掲載します。）
一方、家電・ゲーム機の場合であれば、本体が正常に動作するか。通電するか。ジャンク品でない限り、普通は正常な動作品を扱うわけですが、「動作確認済み」または「通電確認済み」と一言記載しておくと購入者が見た時に安心できます。
ちなみに動作確認と通電確認の違いですが、例えばゲーム機の場合は「動作確認＝電源を入れて、ゲームを問題なくプレイすることが出来た。」「通電確認＝電源をONにして電源ボタンのランプが付いたのを確認した。」の違いです。
付属品の有無について
付属品の有無は、家電やゲーム機では特に重要です。外箱や取説、リモコン、SDカードやメモリースティック、ケーブル類は全て揃っているか。揃っていなければ何が欠品しているのか、を明記しなければなりません。
雑誌であれば別冊や付録、ポスターなどが付いているか。セット本なら外伝や別巻と言った本があるものは、その有無について記載します。
配送日程について
FBA販売であれば、Amazonが出荷・配送手配を行いますので、「Amazon倉庫より、いつでも迅速に対応させていただきます。」と記載すればOKです。自己発送の場合は、「ご注文確定後、〇日以内にクリックポストにて発送させていただきます。」のように、「いつ」発送するのかを明記しておくようにしましょう。もちろん、出荷までの日数が早ければ早いほど、購入者にとってメリットとなります。
その他の記載項目
以上、3つの内容を踏まえて説明文を作成すれば、あとの項目は細かい枝葉の話になると思います。例えば購入者に、より安心感を持ってもらうためクリーニングの有無などを記載する場合があります。私の場合、検品・クリーニングを妻に依頼して対応してもらっていますので、「女性スタッフによる検品、クリーニング、アルコール消毒済みです。」との一文を記載することもあります。（自分で作業した商品は「女性スタッフによる」の部分を削除して使用。）
また、購入者に安心感を持ってもらうという意味で、Amazonの返品・返金ルールを記載する出品者の方もいらっしゃいます。30日以内の故障・不具合であれば全額返金、返品受け付けします、という内容ですね。記載を入れれば、より丁寧な内容になることは間違いありません。しかし不具合があれば大抵は購入者が無条件で返品手続きをしますし、Amazonもそれを受け入れて対応するため、私はあえてこの返品・返金ポリシーについての記載はしていません。
説明は短く簡潔に書く！
実際にAmazonの商品ページで「コンディション」説明欄に以下の長さの文章が出てきたらどうでしょうか。
商品説明の例
この説明文の書き方に問題があるわけではありません。要は購入者に読まれるために、文章の長さが適切かどうかが問題なのです。ぱっと見で「長い!」と思った瞬間、購入者は文章を読まなくなります。
説明文は、3つのポイントを抑えて簡潔に記載するようにしましょう。
プライスターを使った商品説明文の書き方（例文付き）
最後に、プライスターを使った商品説明文の書き方に触れておきます。商品説明にプライスターを使うメリットは、「定型文をプライスターで作成しておけば、セラーセントラルで出品時に毎回説明文を作り直す必要がない」ということです。プライスターではカテゴリーごと、コンディションごとにひな形を作って設定を保存しておくことが出来ます。プライスターで設定した説明文は、出品時にセラーセントラルのコンディション説明欄にデフォルトで反映されるようになります。詳細は以下URL、プライスターのページでご確認下さい。
中古品の個別のコンディション（何巻に汚れがあるとか、破れがあるとか）は、出品時にスマホを使い、プライスター上で直接書き込み修正できます。下図のように「出品内容について」内にある「コンディション説明」をタップすれば書き込み可能です。
私が実際に使っている例文の一部を下記に引用します。
実際の標準例文（FBA出荷）
【商品】中古品のため、日焼け・折れ・擦り傷・経年による使用感がございます。通読には支障ございません。写真をご確認ください。当店女性スタッフによる検品、アルコールによるクリーニング実施済みです。【配送対応】ご注文を受領後、アマゾン倉庫から迅速に発送対応させていただきます。
【商品】検品、通電確認済みです。付属品完備（外箱、取扱説明書、ACアダプター、リモコン、ケーブル類）。本体に目立つ大きなキズや汚れはありません。中古品となりますので、筐体に微細なキズやスレが付くことがあります。動作に影響はありません。写真をご確認ください。【配送対応】ご注文を受領後、アマゾン倉庫から迅速に発送対応させていただきます。
これらの例文も参考にしてみてください。
まとめ（販売アップにつながる商品説明文の書き方）
今回の記事内容をまとめます。
- 商品説明文は必ず記載するようにしよう
- 説明文を記載することのメリットは、①購入者が安心・納得して購入できる、②購入者に誤解を生じさせない（ムダな返品・返金、クレーム対応を回避できる）、③記載がない競合に比べて、早く、高く売ることができる
- 説明文は3つのポイント、①商品の状態、②付属品の有無、③配送日程、を踏まえて書く
- 短い文章で、簡潔に記載しよう
- プライスターを使うと、定型文が作成できるので非常に便利
商品説明は大事です。しかし誰にも読まれない、お経のような長い文章を書いても仕方ありません。簡潔で分かりやすい文章を書くこと。それによって購入者から選択される確率が少しでも高まるはずです。今回の記事を参考にして、Amazonでの販売アップにつなげていただけたら幸いです。
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