Amazon セラーセントラルアプリのカメラ 3つのお役立ち機能
店舗仕入れのリサーチツールとして、私は主にプライスターを使っています。商品のバーコードをカメラで読む。型番やJANコードを手入力して検索する。などリサーチ上、非常に便利なツールです。しかし、そんな便利なプライスターにも弱点があります。それは、商品が危険物か、自分のAmazonアカウントでメーカーの出品制限がかかっているかどうかは判別できない。という点です。
そんな弱点を補完するのが、セラーセントラルアプリのカメラ機能です。今回は、せどり初心者の方に知っておいて欲しい3つの機能について紹介したいと思います。
セラーセントラルアプリのカメラを使ったお役立ち機能
セラーセントラルアプリにはカメラ機能が付いています。現場でプライスターを使っていると、ほとんど存在感が無いのですが、そんなセラセンアプリのカメラ機能が必須となる場面があります。それが以下の3つです。
- 危険物かどうかを確認する
- メーカーの出品制限があるか確認する
- バーコードが読めない(付いていない)ときに商品を検索する
それぞれ順番に解説していきます。
危険物かどうかを確認する
FBA納品を基本に考えた場合、仕入れた商品が可燃物や有害物質を含む危険物に該当するかどうかは非常に重要です。(危険物確認ガイド)なぜなら、危険物に該当する商品はFBA倉庫に納品できないからです。もし知らずに仕入れてしまった場合、①自己発送で販売する、②Amazon以外の販路を使って販売する、もしくは③購入した店舗に返品する、のいずれかを選択するしかありません。
危険物はヘルビ商品に多いです。スプレー缶やオイルなど、明らかに可燃性のものであれば、それと分かりますが、そうでなければ見た目で危険物を判別できません。そんなときにセラセンアプリのカメラを使います。
カメラで商品のバーコードを読んで、出てきた画面の右側を確認してみましょう。ここに危険物マークが無ければFBAで出品可能ですが、マークが出ていたら危険物品となりFBAで出品できません。
私も初心者の頃、ヘルビで利益商品を見つけ、在庫をまとめ買いしたところ、出品の際に危険物であることが判明。泣く泣く全数返品しに行ったということがありました。返品のために店舗訪問するのは大変効率が悪いです。なのでヘルビの利益商品を見つけた時は、いったん落ち着いて、危険物かどうか。セラセンアプリのカメラで必ず確認するようにしましょう。
これが危険物?
危険物に該当する商品はヘルビに多いですが、実は家電品にも危険物があったりします。
上記の商品は、付属品であるメンテナンス用オイルが危険物に相当するとして、危険物扱いされています。
これはかなりトリッキーなケースですが、Amazonの危険物は常に見直しされています。そのため、今日はOKでも明日から突然、「危険物判定に必要な書類を出さないと取扱停止」という商品が出てきます。「なぜ?」と感じることが多いのですが、Amazonの規定は常に変わるということは覚えておきましょう。
メーカーの出品制限を確認する
店舗でリサーチをして利益商品を見つけると、一気にテンションが上がります。しかしここで落ち着いて確認することがもう一点あります。それが「メーカーによる出品制限」の有無です。メーカーの出品制限を解除するには、出品許可申請ボタンを押してワンクリックで解除できる場合と、「メーカー又は卸業者が発行した請求書」を提出して申請許可をしてもらう方法とがあります。
メーカーによって出品申請が必要な商品があります📑
仕入れ前にセラーセントラルのアプリで確認しましょう📱
✅アプリ右上のカメラでバーコード読む
✅申請必要なマークが出たら、右下の鍵マークをタップ
✅出品許可申請タップ
✅認められたらOK表示が出る今は割とワンクリックで行けるみたいよ😊 pic.twitter.com/JHHgY3Xofp
— ちのしお@副業で地味に稼ぐサラリーマン (@chinoshio_biz) August 30, 2020
ワンクリックで解除できればラッキーです。しかしそれが出来なければ、副業でせどりをしている個人が、「メーカーまたは卸業者が発行した請求書」を入手して出品許可を得ることは難しくなっています。
Amazon以外で売れる目途が立てば良いですが、そうでなければメーカー出品制限があるものは仕入れないのが無難です。個々人のアカウント状況によりますが、出品制限がある主なメーカー(一部)を挙げておきます。
メーカーの出品制限があるもの(要注意)
- ディズニー
- バンダイ
- レゴ
- ダイソン
- フィリップス
- ソニー
- パナソニック
- キャノン
- バッファロー
- マキタ
- リョービ
他にも色々ありますので、購入前に確認しておきましょう。
バーコードが読めない(付いていない)ときに商品を検索する
店頭で一番困るのが、バーコードの上から店の値札が貼られていたり、そもそもバーコードが付いていなかったりする商品をリサーチするときです。型番やJANコードをプライスターに手入力して検索してもOKですが、セラセンアプリのカメラを使って読ませた方が早い場合があります。
利益商品か、そうでないかを手早く確認するのに覚えておくと便利な機能です。
まとめ(Amazon セラーセントラルアプリのカメラ 3つのお役立ち機能)
今回の記事内容をまとめます。
- セラーセントラルアプリのカメラには、①危険物の確認、②メーカーの出品制限の確認、③バーコードが読めない(付いていない)ときの商品検索、という3つのお役立ち機能がある
- 店舗で利益商品を見つけた時ほど、舞い上がってしまいがち。落ち着いてカメラ機能で出品制限はないか、危険物に該当しないかを確認しよう
- もし危険物品だったら、よほどの利益が見込めない限り仕入れない
- メーカーの出品制限を解除するには「出品許可申請」が必要。ワンクリック解除できない限りは仕入れない
- 店の値札がバーコードの上に貼られていたり、そもそもバーコードが付いていない商品をセラセンアプリのカメラで読めば商品情報が分かる
店舗せどりも慣れてくるにつれ、仕入れ対象が徐々に広がってきます。そんな時、危険物やメーカーの出品許可申請のことをつい忘れてしまいがち。利益商品を大量に仕入れるのは良いのですが、その商品に制限がかかっていないか、仕入れ前によく確認するようにしましょう。
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