仕入れた商品の値札はがしのやり方と作業上の注意点
店舗で商品を仕入れたら、最初にやるべき作業が「値札はがし」と、検品です。仕入れの後の作業は誰しも気が進まないものです。少しでも早く、楽に終わらせたい。そこで今回は、私が値札はがしに使用している道具と、作業上の注意点をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
セット本についている値札シールは必ずはがす
ブックオフや古本市場できれいに梱包されているセット本を見ると、そのまま手を加えずに出品したくなる衝動にかられることがあります。しかしそんな場合でも、必ず梱包から出して値札が付いていないか、全冊確認しましょう。もともと単品で売られていた商品を、お店が寄せ集めてセットに組んでいる場合が多く、値札が付いたまま梱包されていることが多いのです。
値札はがしに使用する道具
私が値札はがしに使用している道具を紹介します。
値札はがし液(ロクタイト)
値札はがしは、専用のはがし液を使用するのが最も手軽で効率的です。その中でも「ロクタイト」は、値札を軽い力できれいにはがせるのでお勧めです。ただし有機溶剤を使用していますので、溶剤の臭いに敏感な方は使用を避けた方が良いかもしれません。私は値札はがしを家族(ヨメ)に外注していますが、彼女は溶剤臭が苦手だと言って、ロクタイトを使わずに値札はがしをしています。なお、有機溶剤を使用していないはがし液もあります。こちらについては後述します。
もちろん、私はロクタイトの溶剤臭がまったく気になりませんので、自分で作業するときはガンガン使用しています。
本の値札はがし作業動画撮りました🎥
✔️剥がし液(ロクタイト)
✔️ヘラ(カーボン製)
✔️ウエスこれらを使用します。
剥がし液は有機溶剤を使っているので、敏感な人は臭いが気になるかもしれません🙂
消しゴムやドライヤーを使った剥がし方もありますが、作業効率は液の方が圧倒的に良いです👍 pic.twitter.com/x2QsYchQb8
— ちのしお@副業で地味に稼ぐサラリーマン (@chinoshio_biz) October 9, 2020
カーボン製のへら
ロクタイトには付属のへらが付いています。しかしこれはサイズが小さいので、連続で値札をはがしたり、ブックオフのちょっと大きい値札(コヅチじゃない値札)をはがすのにはちょっと使いずらいです。作業をしていても疲労度が上がります。
そこで、別にカーボン製のへらを購入して使っています。カーボン製は金属製と違って下地の表紙や箱を傷めにくいのと、軽くて丈夫なので作業がしやすい、ということが利点です。はがし液とへらは、両方ともアマゾンで購入できます。(下記)
モノタロウの「ラベルはがし」(段ボールに貼られた大型のシールをはがす)
その他に、新品家電を購入すると、段ボールの外側に物流倉庫と店舗名の記載されたシールが貼られていることがあります。Amazonで買っている購入者に不快な思いをさせるのもよろしくないので、こういうシールもはがしておく必要があります。
段ボールに貼られた大型シールには、スプレータイプの値札はがし剤を使います。その名もズバリ「ラベルはがし」。こちらはモノタロウで購入可能。価格も税込549円と非常にリーズナブル。ただし、こちらのスプレーの難点は臭いがきついこと。ロクタイトの比ではありません。締め切った部屋の中でスプレーするとむせてしまいます。そのため、窓を開けて換気を十分に行った部屋か、ベランダ等の屋外で使用するようにしましょう。
外箱のラベルはスプレーを使って剥がします🙂
モノタロウの「ラベルはがし」
ネットで税込548円。換気の良い場所で使いましょう。
スプレーの臭いがありますので。今回は剥がさんで良かったラベルかもしれませんが、剥がしてみました。
あまりネチこいシールだとなかなかキレイに剥がれません😅 pic.twitter.com/EYhV5O2jMz
— ちのしお@副業で地味に稼ぐサラリーマン (@chinoshio_biz) October 13, 2020
値札はがし 作業上の注意点
値札はがしを行う際の注意点を挙げておきます。
- 本のカバー表紙内側にも値札が付いていないかチェックする
- はがし液は下地の基材によっては溶けてしまうので、事前にテストする
- スプレーはにおいがきついので、十分な換気をした部屋かベランダ等の屋外で使用する
本の表紙内側にも値札が付いていないかチェックする
値札は普通、裏表紙の表に貼られていますが、ごくまれに、内側に貼られていることがあります。裏表紙をめくった内側に、値札シールが貼られていないかを確認しましょう。
はがし液は下地の基材によって溶けてしまうことがある
値札はがしの液は、シールの粘着(のり)を溶かすことでキレイにはがせるようにしています。そのため、下地の基材(プラスチック)によっては、はがし液を使うことによって溶けてしまうものがあります。
あーっ!やってしもたー😱
ロクタイトのシール剥がしはとっても優秀なんだけど、下地がプラスチックの商品を傷めてしまう事があります💣
有機溶剤系のシール剥がしは気を付けましょう。
少なくとも使用前は端っことかに塗って試しましょう見込み利益1,000円のヘルビがキズモノになってもーた😭 pic.twitter.com/UjXAyABfp7
— ちのしお@副業で地味に稼ぐサラリーマン (@chinoshio_biz) June 15, 2020
スプレーは臭いがきついので十分な換気をした部屋かベランダ等の屋外で使う
すでに記載しましたが、モノタロウのラベルはがしスプレーは臭いがきついです。そのため、換気の良い場所で使用するようにしましょう。
有機溶剤を使用していない値札はがし液もある(エーモン)
補足情報ですが、ロクタイトとは別に、有機溶剤を使用していない値札はがし液があります。それがエーモンの「両面テープはがし剤」です。主成分に天然オレンジオイルが使用されています。
このはがし液は車の窓ガラスに貼られたステッカーをはがすことを主目的にしていますので、下地基材はガラスであることが基本です。ロクタイト(有機溶剤)の臭いが気になる人のために、実際の値札はがしでエーモンの使い勝手はどんなものかを試してみました。
匂いはどうか
オレンジの臭いがします。この点はさすがに溶剤臭のするロクタイトより良いです。
はがす力はどうか
古本数冊で試しただけですが、はがす力はロクタイトとほとんど変わらないと感じました。はがした後もシールの粘着が残らずキレイに除去できました。古本の値札はがしに十分、利用できます。
ただ、エーモンには「刷毛」が付いていませんので、シールに液を塗布する際の作業性はロクタイトの方がはるかに良いです。
価格はどうか
これが一番のネックですが、エーモンはロクタイトに比べると、100mlで1,358円と、3倍以上高いです。溶剤臭がどうしても肌に合わないという理由がない限りは、あまり使用することがないかもしれません。
商品の下地を傷めることはないのか
ロクタイトを使って下地を傷めてしまったことのある同じ商品に、エーモンを塗布してみました。その結果、穴があくほど下地を溶かしてしまうことはありませんでした。しかし、写真では目立たないほどですが、液を塗布した表面が荒れて、手で触れるとザラザラになりました。
エーモン塗布前
エーモン塗布後(外観上は大きな変化なし)
下地がプラスチックの時には、どのはがし液を使うにしろ、最初にちょっとだけ端っこなどに塗布してみて、テストした方が良いですね。
まとめ(仕入れた商品の値札はがしのやり方と作業上の注意点)
今回の記事内容をまとめます。
- 値札はがしをする時は、はがし液(ロクタイト)とカーボン製のへらを準備すると便利
- 段ボールに貼られた大型のシールにはモノタロウの「ラベルはがし」(スプレー)がオススメ
- カバー表紙の内側に値札が貼られていないか必ずチェックする
- はがし液は下地の基材(プラスチック)の表面を傷めることがあるので、使用前にテストしてみる
- ラベルはがしスプレーは換気の良い場所で使う
- 溶剤の臭いがしない、はがし液(エーモン)もある(ただし価格が高いのがネック)
値札はがしの作業を自分でやろうと思うと憂鬱になります。少しでも作業が楽になるように、今回の記事を参考にしていただけると幸いです。
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